半田山の建築士の日記

浜松市の半田山に自宅と事務所を構える建築士の日常と、ふれあういろんな人たちとの出来事や仕事の内容等いろいろ

古材を見て来ました。

古材を見て来ました。

長野の知り合いが、古材をたくさんストックしているので現地視察してきました。

近いうちに古材を使いましょうと提案したい店舗オーナーが何人か居まして・・。

古材を見て来ました。

長野新幹線がなくなり、金沢までつながる北陸新幹線になりましたね。
新幹線「かがやき」に初めて乗りました。東京駅から1時間半で長野着。
浜松からひかり→かがやきと乗り継いでいくと3時間で長野に到着。
以前長野に仕事で出かけている時より、よりかなり時間短縮できています。

私が古材に強く惹かれて住宅や店舗造りに取り入れていることは、何度も過去のブログ記事で書きました。
古材を使った空間は、なんともいえない雰囲気を出し私は大好きです。
自宅にも、事務所にもふんだんに古材を使っています。

古材といってもぴんきりで、その都度何とか手に入れてきましたが、予想に反して使えないものだったり、相応の負担の上、古民家1件解体してもらって古材を手に入れたが、あまらして最後はまたお金を出して処分とか、痛い思いを何度か経験しました。

今後も古材に興味のあるお施主さんには積極的に勧めていくために、いいものを手に入れるルートを確実にするために長野まで行ってきました。
古材を見て来ました。

古材を見て来ました。

保管倉庫は長野の大町ですが、材料は富山・新潟とかの豪雪地帯で長年熟成されてきた古材ばかりでした。

文政とか天保、元治なんて墨書きのある大黒柱とか大梁もありました。
150年とか200年前の古民家材。
すべてその当時の職人が加工した材料で、新品の材料では出せない味があります。

古材を見て来ました。

古材を見て来ました。

古材を見て来ました。



中にはこんな物まで。とちの木?の根っこ、何に使えばいいのか・・。
上部を平らにして強化ガラスでも載せて大テーブルにするか・・。
ホテルや美術館などのロビーに飾るとか・・。

古材を見て来ました。


こんな、曲がった鉄砲梁もごろごろ。
形が火縄銃に似ているので鉄砲梁というとか、高い道を考えるだけで楽しくなります。
古材を見て来ました。



古材を見て来ました。


古材を見て来ました。


古材を見て来ました。

しかし、大量です。私も古材に魅せられ使い始めてから20年近いですが、こんな大量にストックしてあるのは初めて。

以前からの付き合いを考慮していただき、今後必要なときは分けていただけることになりました。

まだまだ、再利用・活用を待つ解体されていない古民家もたくさんあるようです。
何とか、古材好きな施主を口説いて浜松で移築再生やってみたいですね。

古材を見て来ました。
こんな古民具もごろごろ。


日帰りでしたが、足を伸ばして小谷村まで行ってみました。

古材を見て来ました。

古材を見て来ました。

数年前に地震で古民家がたくさん崩れた地区です。
昔は基礎がないので、礎石の上に載せただけの石場立て工法の古民家がほとんどです。
崩れる前に石からズレ落ちてくれて、意外と地震に強い構造のようですが、それ以上の揺れだったようです。

浜松に古民家持ってくるなら、ただそのまま移築するだけでなく、ベタ基礎の上に載せ耐震補強をしっかり施すのがいいと思います。


古材を見て来ました。


古材を見て来ました。

最後に、道の駅「おたり」で解体古民家古材を活用した店舗を視察。


資源を有効活用する意味でも、古民家移築や古材再生活用は価値のあることだと思います。

古民家移築はRC住宅新築より少し割高です。
古材一部利用も、古材1本で新品の材料の数倍する物もあります。
よっぽど好きな人で、その価値を理解できないと取り入れることに難しい面はあります。


私も、やりたい気持ちやあっても、依頼者というかお施主さんが居ないことには始まりません。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。



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設計事務所の造る「デザイナーズ自然素材住宅」
商業建築・店舗のデザイン・設計監理・施工
ARCHITECT OFFICE (有)ヒロ設計室
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六本木金魚(2007-03-20 16:02)

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