半田山の建築士の日記

浜松市の半田山に自宅と事務所を構える建築士の日常と、ふれあういろんな人たちとの出来事や仕事の内容等いろいろ

チルチンびと

1997年の創刊から愛読している「チルチンびと」という家造り書籍があります。

チルチンびと

私は「チルチンびと」に出てくるような住宅の雰囲気が自分の目指すところにかなり近いこともあり、
毎号欠かさず目を通して私の事務所に来てくれるお施主さんの家造りの参考にしてきました。


チルチンびとが発信する「地域主義工務店の会」に以前から興味を持っていたので、
実は先月東京の風土社まで伺い、いろいろ話を聞いてきました。


チルチンびと「地域主義工務店の会」が提案する「地域主義住宅」とは、
「徹底した自然素材活用によるシックハウス対策と地域循環型の家造り」を基本コンセプトに、
地域の素材と人材を生かし、何世代にもわたって住まい手が安心して健康に住み続けていける、
木の家造りを目指していく事業です。


いままで取り組んできたヒロ設計室の家造りがはたしてどの程度のレベルなのか?
「地域主義住宅」に近づいているのか、まったくだめなのか?
見てもらい判断をしてもらいたくなりました。
そして、できれば仲間入りをさせてほしくなりました。


今までは店舗に関しては近場はデザイン及び設計施工で、遠方はデザイン及び設計監理のみ。
住宅に関しては近場も遠方もデザイン及び設計監理のみで施工の請負はしてきませんでした。
施工を請けないことによりどうしても施工の主導権はその時請け負う工務店となり、
本当に突き詰めたいこととかこだわりたいところなどを妥協したりはあったと思います。


今年は世の中の出来事や動きがいろいろあり今後の取り組み方を悩み考えました。
もう一段レベルを上げ、家造りを通してみんなを幸せにしていくことができないかを。


そして本日、主宰者として長年会の運営に取り組んでいる風土社社長山下氏と、
すでに「地域主義住宅」を手がけて高い評価を受けている東海エリアの幹事工務店の社長さんが、
ヒロ設計室の事務所と併設されている自宅兼モデル住宅および工事中の住宅を見に来てくれました。


どんな駄目出しをされるのかどきどきでしたが、一部に合板を使っていること以外は、
おおむね「地域主義住宅」の条件を満たしているとのこと。
すごくうれしくもあり方向性が間違っていなかったことにほっとしました。


ヒロ設計室は一切の妥協をしない本当の自然素材の優良住宅を作り出していくために、
チルチンびと「地域主義工務店の会」に参加することになりました。
今後周りの協力業者さんや職人さんの力を借りながらになりますが、
まずはアーキテクトビルダーとして一歩踏み出すことにしました。


このブログを覗いてくれる方に、今後も地域主義住宅の良さや特徴を伝えていこうと思います。

ヒロ設計室HP→

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